2015年12月4日金曜日

臨時システマ練習会開催決定のお知らせ


管理人代理の下元です。
突然ですが、今月6日日曜日、大体10時から15時を目安として、種崎公園でシステマ練習会開催を決定しました。
指導は私ではなく、別の方が担当してくださいます。
宜しければ覗いてみて下さい。

但し、くれぐれも全ての事態に対して自己責任で臨んで頂くことはご承知おき願います!!

2015年12月1日火曜日

12月以降の高知でシステマ活動についての通知


管理人代理の下元です。私事に拠り、来年1月中旬までシステマ練習会を休止します。ご了承下さい。高知でシステマに関しての問い合わせなどについては下記メールアドレスまでご一報下さい。一両日中には回答します。

tomatomato19@gmail.com

2015年11月4日水曜日

※日程を改めました※ 次回高知でシステマ練習会開催告知(11月12日と29日の分)

今月12日と29日に高知市城西公園グラウンド場にて午前9時から午後2時を目安時間としてシステマワークを公開します。

参加、見学、質問等をご希望の方は遠慮なく下記メールアドレスまでご一報下さい。

tomatomato19@gmail.com

尚参加希望者の方々は、動きやすく汚れても良い服装、お持ちであれば杖術や棒術に使える木刀や杖、また水分補給用に水筒等を持参していただくと良いと思います。

*当練習会参加に際して留意していただく重要事項!!

当システマ練習会はシステマジャパン非公認のシステマ同好会に過ぎず、また私下元はインストラクター資格を持たないという点に注意を喚起させていただきます。
当練習中の事故、即ち当練習会参加者の怪我と他の市民に対する加害と公共施設の破壊、及び貴重品類の盗難被害に関して、当練習会参加希望者個々人に対し前述の事故が発生した場合の責任を問う可能性が有ること、また、私下元はなんらの責任も負えない場合が在り其の可能性が有る事を御承知おき願います。

2015年10月5日月曜日

次回高知でシステマ練習会開催告知 (10月10日と11日の分)


当ブログ管理人代理の下元です。
前田さんが不在の間、私が当ブログと高知のシステマ同好会を事実上主宰させていただくことと相成りました。
どうぞよろしくお願いいたします。

と言いましても、私も予定では来年3月末に近畿へ引っ越す予定なんですが。

さて、些か私事の予定が忙しいのであまり多くの時間は割けないのですが、今後高知に居る間にシステマ練習会を不定期に開催します。
差し当たって、今月10日と11日に高知市城西公園にて午前9時から午後2時を目安時間として私がシステマワークを公開します。
公園内のステージ施設跡の様な所がありますが、そこで行います。
参加、見学、質問等をご希望の方は遠慮なく下記メールアドレスまでご一報下さい。

tomatomato19@gmail.com

尚参加希望者の方々は、動きやすく汚れても良い服装、お持ちであれば杖術や棒術に使える木刀や杖、また水分補給用に水筒等を持参していただくと良いと思います。
★追記:金属製ダミーナイフや刀をお持ちでしたら持ってきて下さい。レクリエーション枠を設けることを考えています。直感を呼び起こすドリルをやります。

*当練習会参加に際して留意していただく重要事項!!

当システマ練習会はシステマジャパン非公認のシステマ同好会に過ぎず、また私下元はインストラクター資格を持たないという点に注意を喚起させていただきます。
当練習中の事故、即ち当練習会参加者の怪我と他の市民に対する加害と公共施設の破壊、及び貴重品類の盗難被害に関して、当練習会参加希望者個々人に対し前述の事故が発生した場合の責任を問う可能性が有ること、また、私下元はなんらの責任も負えない場合が在り其の可能性が有る事を御承知おき願います。

2015年9月25日金曜日

第44回 高知でシステマ練習会

9月23日に種崎にて練習会を行いました。

今回は五名での練習会となり、今までで一番人数の多い練習会となりました。
私は今回を最後として、高知での練習会をしばらく休むこととなりましたが
今回、ご参加いただいた方々はとても素晴らしい方ばかりで
最後に一緒に練習させて頂けてとても幸せでした。

練習会のリードは下元さんと半々でおこない、基本的なことを中心に練習しました。

内容は
ブリージングウォーク
4大エクササイズ
ナイフワーク
マッサージ
でした。

ブリージングウォークは以前書きましたので、今回はナイフワークを中心に内容の記載をします。

ナイフワーク(DVD システマ教則マニュアル)参考


2人60cm程間隔をあけて向かい合って立ちます。

攻撃側がダミーナイフでゆっくり相手の体を突きます。

防御側は刺された身体部位からゆっくり避けます。
腹なら腹を避けて、つられて腰、胸が順番に続きます。

必ずダミーナイフで押されたのを感じてから動きます。
避けながらも呼吸が止まってないか、緊張している部位は無いかと自分の体を観察します。
攻撃側はナイフの先端から動き自身の姿勢の歪みや呼吸身体のリラックスを観察します。

ナイフワークその2

上記の要領で今度はナイフが触れる前に動きます。

防御側がわかりにくい場合は
攻撃側にナイフを体の直前で止めてもらいます。
リラックスするとナイフの存在を体が感じます。
首や肌がむき出しの部分は金属のダミーナイフを近づけると冷たさ等を感じます。
そのようにすると身体が自然に避ける方向を教えてくれます。

ナイフワークその3(ここからDVDの内容からは離れていきます)

今度は上記の要領で避けるながら
身体とナイフの間に手を入れます。
この時の手の動きは体を手の平で洗うように動かします。
可能であればナイフを避けた際に手の甲でナイフや相手の手に触るようにします。
刃の方向を確認して安全に触れます。
(手の平は血管が多く切ったときに血が止まりにくいのと、手の平でナイフや相手の手を握った場合、相手をより刺激して緊張させる為、甲で接触します)
甲での接触ができれば、相手のコントロールが効き、刺される可能性が下がります。

ナイフワークその4

今度は上記の要領で接触した後
そのまま相手の動きに違う動きを重ねて刃を相手に返したり、相手の姿勢を崩したりします。
可能であれば相手の手が伸びきったところで慎重にナイフをつかみ奪います。

以上の様な内容でした。
ローリングやティクダウンの危険性を抜いて
システマを体験して頂けるようにしました。

上手くいったようでよかったです。ほんとによかった。

最後は下元さんの提案で円陣を組んで感想を言い合いました。

本当にまじめで素晴らしい方ばかりで、
もっと以前にご一緒できていたならと、惜しい思いに駆られました。
東京で修行して、また戻って来て皆様と練習できるのを楽しみにしております。

今までは下元さんと二人でやってきた
高知でシステマでしたが
今後は下元さんの主導で続けていくこととなりました。
今後ともよろしくお願いいたします。


システマについてもっと知りたい方

体験したい方 システマ大阪
http://www.systemaosaka.jp/new/
北川インストラクターのブログ
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11月東京大阪にマスターヴラディミア・ヴァシリエフ先生が来日されます!

セミナー早割受付中!


高知の方は下元さんに気軽にご連絡ください。
下元アドレス(高知在住)
tomatomato19@gmail.com
前田アドレス(サイト管理等 東京在住予定)
odennotamago3@gmail.com 




2015年9月15日火曜日

第43回 高知でシステマ練習会

次回練習会が最後かもしれません
参加、見学をお待ちしています。
誰でも参加可能で
無料です。

興味のある方はどうぞご参加ください。

次回練習会は9月23日です。



以下、今回の内容

先日、種崎で練習会を行いました。

内容は復習的なものが大半で、姿勢の崩れを強制するような内容でした。

武器を使った姿勢の矯正

ダミーナイフや木刀を用意します。
片手で刃をうえにして胸の前に持ちます。
全身の緊張を抜いて全く力がいらない箇所を探します。
うまくいくと背中が少し伸びる感覚がします。
そのまま、力のいらないルートを探して真上に上げていきます。
そして、そのまま同じルートで胸の前に戻してきます。
私は上げた時に背中や足があったかくなるような感じがします。

体がまっすぐな状態は非常に微妙なバランスで
いつの間にか崩れてしまうのですが、ちゃんと癖を付けたいところです。

上記の方法で姿勢を正しくすると
力や相手への影響が全然違うのが不思議です。
健康も大きく影響があると思います。
私の場合ですが、姿勢が崩れると疲労の蓄積が速くなります。



次回練習会は9月23日です。



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2015年9月10日木曜日

今月末の練習会の日程変更

練習日変更のお知らせ

28日練習会を23日(水曜日)に変更します。

多くの方に参加していただけるように
参加者の間で日程の調整を行いました。

参加希望はまだまだ受付中です。
どうぞ、気軽にご連絡ください。

前田

2015年9月8日火曜日

高知でシステマ 最後の練習会かも

私、前田のお話なのですが。

今年の10月頭頃から東京に転居する可能性が濃厚になってきました。

今週の9月10日
次回の9月28日

上記の練習会が人数のそろった最後の練習会になる可能性が濃厚です。


高知県でシステマの技術に触れることは難しいです。
最新の技術な為、学ばれている方が少ない為です。

書籍やDVDもあるのですが、これらのみで理解できる方は皆無だと思います。

経験によって多少差があるものの
システマの技術は
触れてみないと理解できない事柄が大半です。

お菓子を知らない人が
説明だけでチョコレートを理解するほど困難です。

ミカエル先生もシステマの上達の条件として
協力する仲間の存在を上げていました。

高知県でシステマに触れられるこの機会に
興味のある方はぜひご参加ください。


高知でシステマ練習会は
だれでも参加可能で

参加、見学は無料です。

練習場所   種崎海水浴場
時間 午前9時~午後2時頃

希望者が多い場合は練習日程の変更追加も行います。

前田
連絡先 odennotamago3@gmail.com




2015年8月26日水曜日

第42回 高知でシステマ練習会

先日8月24日に種崎で練習会を行いました。

練習内容ですが、最初はいつもどうりブリージングウォークから始めました。


ブリージングウォーク

これは呼吸に合わせて歩みの負荷を高めていくトレーニングです。
システマの定番のメニューで、ミカエル先生のセミナーの際にストライクに対する
耐性も上がると言うお話を聞いてから
トレーニングの安全性を高める意味もあり。必ず行っています。

まずは息を吸いながら一歩、歩きます。
(ここでの一歩は右足左足を進めて。両足を動かして一歩です。)
今度は吐きながら一歩、歩きます。
しばらくそのままの歩数で歩いて
次は吸いながら二歩、吐きながら二歩にします。
また、少し歩いてから。
歩数を増やします。
大体7歩~15歩まで増やします。(セミナーの際は15歩まで増やしていたと思います。)
今度はそれを徐々に減らしていきます。
15歩まで増やしていた場合は
吐きながら14歩に減らして、同様に吸いながら14歩
しばらく歩きながら
徐々に呼吸を減らしていき
最初の一歩まで減らします。

呼吸とリラックスが大事で
歩くのに合わせて呼吸をするのでは無く
あくまでも、呼吸に合わせて歩みを調整します。

呼吸が苦しい>歩みを早める・・・・・・・・・・・・・○
歩数が終わったから呼吸を切り替える・・・・・・×

上記が基本でセミナーや書籍では様々なバリエーションが紹介されています。

ピラミッド型に負荷を強めてから弱めるトレーニングはシステマで
よくあるトレーニングで、身体的にも精神的にも元気がわいてきます。(栄養ドリンクなんかより効果的です。)

今回練習会ではプラスアルファで手を叩いたらローリングをしてました。

練習会ではこの後、上記の要領で走ります。

プッシュ&ムーブ

システマでは押すことをプッシュと言います。(そのままなんですが)
拳でのプッシュを早くするとストライク、パンチになります。

2人が50㎝程の間隔で向かい合って立ちます。
互いが順番にゆっくり片手で押します。
肩や胸、腹
押された方は倒れない様に体を柔らかくして
旗のようにプッシュを流します。

下元さんのご提案でよくやるトレーニングですが。
毎回様々な応用が出てきて飽きないトレーニング
です。
相手のプッシュに乗っかってしてしまったり。
プッシュの方向を体で変えてしまったり。等

今回は以前に
テンション(緊張)からリラックス(脱力)
リラックス(脱力)からテンション(緊張)が重要だとのお話を聞いたので。
応用でそれを取り入れてみました。

手だけをコントロールします。腕はリラックスしたままです。
相手に触れる時はテンションを手に入れてその後リラックスしてから押す。
相手に触れる時は手をリラックスさせてその後テンションを入れてから押す。

面白いのですがリラックスして触ると相手の筋肉が反発せずに手が入ります。
マッサージ師の人なんかは無意識にされてる方法だと思います。
緊張させた手を相手の筋肉に触れさせると固くなり反発がおきます。中まで入っていきません。

応用させた場合。
リラックスして拳でお腹をプッシュして内臓にあたったら拳を緊張させます。
内臓を包んでいる筋膜という筋肉があり、これが拳に反応して緊張します。
全身が柔らかいと簡単にプッシュが流されてしまうのがコントロールが難しい
内臓周辺の筋肉が固くなることでプッシュから逃げにくくなります。

重要な事柄で今後も応用が出てくると思いました。


最後はいつもの通りマッサージで締めました。

次回練習会は9月7日です。

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2015年8月4日火曜日

第41回 高知でシステマ練習会

先日7月29日に種崎で練習会を行いました。

今回は前回に引き続き大阪の特別クラスの復習を行いました。
それにプラスアルファして
下元さんに拝見させて頂いた本
秘伝・ロシア式呼吸法の達人たち (Let Every Breath) 
を取り入れて練習を行いました。

本の内容は素晴らしいもので、とても重要なものでした。
呼吸の力はここまですごいのかと思い知らされました。

スティックを使ったトレーニング
2人が向かい合った状態で一本のスティックを横にして両手で持ちます。
攻めてがスティックを通して力を伝え受け手を崩します。

この練習の時に下元さんが本の内容で、
呼吸を先行させてスティックを下に押した時に
異変がありました。

受け手のみ緊張が残ったのです。

普通に力比べをした場合、
攻め手が力を抜くと受け手も力が抜けます。
しかし、上記の呼吸を使った方法だと
攻め手が力を抜いた状態でも
受け手がまるで力が入ったままの様に体が硬直したままでした。

これまでも、呼吸で
パンチが認識出来なくなったり、相手への影響力を大きくしたり
呼吸の力の片鱗を感じていたのですが、、

人間同士の関係の時に
呼吸が不思議で大きな影響を及ぼすものだと思い知りました。


相手の手から崩す
2人が横に並んで立ちます。
攻め手が受け手の手を上から握ります。
そのまま手先から下に動いて受け手の手を下げます。

攻め手が力づくで下げようとすると、筋力で抵抗できますが、
うまくいくと受け手は抵抗できず崩れます。

前回した時はこれもぎこちなかったのですが、
今回の呼吸を使うと非常にスムーズにできました。

最後はいつもの通りマッサージでしめました。

今回、私は体調不良だったのですが、
下元さんに助けて頂き無事トレーニングができました。
下元さんどうも、ありがとうございました。


次回練習会は8月17日です。

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2015年7月14日火曜日

第40回 高知でシステマ練習会

雨での延期が続いていたのですが
本日やっと練習会ができました。

練習会の延期について

・練習会の延期の決定
当日の朝に雨が降っている場合に参加者で判断して延期をしています。
ブログ右の練習日は延期が決定した時に変更をしております。

・練習変更日
新しい練習日は参加者の都合と天気予報を目安にして大体1週間以内に設定しています。




今日は5月24日に大阪の特別クラスで教えていただいたことの復習を行いました。


・相手の緊張を察して銃を奪う

相手にモデルガンを持ってもらい
モデルガンを構えた状態で1.5mぐらい離れて立ってもらいます。

こちらは相手の銃を奪おうとします。
相手は危険を感じたらモデルガンのトリガーを引きます。

相手の緊張が高まるとトリガーがひかれるので、緊張が高まらないように近づいて銃をとります。

大阪のセミナーでは大西チーフがこれ実演されてました。
ほんとに漫画のような話で
大西チーフが近づいて相手がモデルガンの引き金を引いた音が鳴った時には
射線上にはおらずモデルガンに大西チーフの手がかかっているというものでした。
何度も相手方の後ろで見ていましたが引き金を引いた時には
モデルガンの射線にいないのです。

もうここまで来ると一種のエンターテーメントです。


以下は今回の練習会の話に戻ります。
当日大阪では全然できなかったのですが。
練習した結果、ある程度できるようになりました。

その中でいろいろ気が付いたことがありました。
相手の内面の変化なんですが。
引き金を引くまでに3段階あって
1緊張なし➾2銃を撃つ決定➾3引き金を引く
この三段階があり
この三段階の移行はこちらの進行スピードに合されるという事に気がつきました。
素早く動いた場合は1-2-3までが早く
ゆっくり動いた場合は1-2-3の移行が遅いです。

この2-3の移行は、2の時点で条件付けがされているようで
2の段階で、相手のスピードが設定され、もう少し緊張が高まったら打つというような条件が作られているように感じました。

なので

相手が1から2の段階ではゆっくり動いて
2-3の間は早く動くと引き金を引くまでのインターバルが格段に伸びました。
人間の決定のプロセスの秘密が少しわかった気がします。

上記はちょっとテクニックに走りすぎですが。

大阪で見せて頂いた方法もっとシンプルかつ自然でした。

下元さんはもっとシンプルなやり方で
背骨をまっすぐにして
リラックスして
手先から動くことで
相手の銃に辿りついていました。

”自然な動きは相手を緊張させない”
というのはシステマでよく言われていることです。

もっと練習したい内容でした。


今回は他にも先端から動く等の練習を行いました。


最後はいつものとおり、システマのマッサージを行い、練習を終えました。
いつも思うんですが、種崎の芝生の上で受けるマッサージは格別です。
生き返る気がします。

下元さん今回もお疲れ様でした。
次回もよろしくお願いします。



次回練習会は7月27日予定です。
高知でシステマ練習会の参加希望の方は気軽にご連絡ください。

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2015年6月29日月曜日

第39回高知でシステマ練習会報告書

 今回は沢山のハプニングが我々を待っていました!!それは、飛び入り参加の特別ゲストが登場した事に依るものです。L君、遥々ドイツからやってきたお遍路さんです!当日は三週間前の大阪スペシャルクラスの復習をしようと考えていたのでしたが、急遽其れを取りやめて、我々は彼の為の臨時インストラクターを務める事と相成りました。

 今回のレポートはシステマ練習会的エッセンスは極めて薄めです。ミニ国際交流から得た知見を交えた感想みたいなのを書いています。割愛したマーシャルアーツのお話はどうぞご容赦ください。

 僕は当日、恒例の道着に袴姿でしたから尚更、L青年は東洋人達の繰り広げるマーシャルアーツにエキゾチックさ覚えたのかもしれません。ですが本当のところ彼が出会ったものは、これ又遠く異国の系譜に属するもの、古式ロシア武術ことシステマだったのでした。
 僕は先ずミカエル・リャヴコというマスターの存在について、そしてリャヴコ先生の一番大切な教えを教示しました。其れはシステマーにはお馴染みのもの。大したわけも無く誰かを傷つけてはならず、只其処に穏やかな関係性を保つように努める事、これが第一義の理であると。
 これを聞いてすぐさま、彼の顔にはありありと疑問の色が浮き出てきました。まぁ、メジャーなマーシャルアーツに対するステレオタイプからすると至極当然の反応という気がしました。其れに何より、さっきまでぶん殴り合いの練習だってやっていたのを見られていましたから、どんなに理を尽くしても説得力のないことと言ったらなかったです。さて、間髪入れずして、其処からこの論理に肉薄、反駁が始まりました。ところで彼は幼少期にヨーロッパで柔術と空手を有る程度修めているらしかったのです。システマ式打撃方なんかは典型例ですが、修得に当たってどうしても他者をサンドバッグにせざるを得無い、こんな光景を目にさせてしまいます。これらの前提をして、要は既存のメジャーなマーシャルアーツと根本的に、実力行使の効果性にどのような違いが在るのかと問うてきました。
 
 突破口を提示してくださったのは又しても前田さんでした。
 僕はL君とは終始英語で会話をしていましたが、前田さんは身振り手振りと尽きぬ情熱で彼の指導を行っていました。それは側から見ていると結構上手く行っている様でした。前田さんが前述して下さいましたが、流暢に話していたと仰って頂いた僕の発話環境は、実はあまり僕の求めるところではないのです。流暢だったのかもしれませんが、目の前で起こっている具体的な現象と抽象的言語的論理的構造体の両方の宇宙の状況をリアルタイムで分析しつつ適宜重要な情報を出してやるのが本物のバイリンガルと言うものです。これはどちらか一方の宇宙に注目し過ぎて、相手が迷っている処と行きたい処を見失わせてしまう解答を与えかね無い程、本当は圧倒的に難しい作業です。これと同じ事は、日本ではサイマルの同時通訳者が最高峰の技量を見せてくれます。
 毎回前田さんの能力にはハッとさせられるのです。英会話のリアルタイムなストリームを、現状は分析する事が難しくとも、前田さんは優れた直感力と直観力を以て、その場に必要な情報の構造体を提供出来る力もお持ちだなと。だから流暢な英語を求めるというものは怪しいものです。流暢さを求めるよりも普段から抽象思考能力を磨いておく方が望ましい、乃至は英語圏の文化を知る方が本物のイングリッシュスピーカーとして相応しいでしょう。何より求めてもいない商品を売りつけられる様な会話を同じ人間が望むはずはありません。そういう意味では、語学力以前にまともな信念を滋養したほうが良いでしょう。まともな信念なく、技術も思想もまともに伝わりようはないでしょうし。
 
 大分本筋から逸れてしまいました。閑話休題。

 然して、システマのドリルを実際に実践して見せて、傷つけ合わ無いで済むコンバットシチュエーションもあるのだという事を示しました。例えばナイフや銃といった凶器で脅威対象の恐怖心を利用して捕縛するだとか、そもそも必要もない分殴り合いの齎す終局を考えさせて、既存のマーシャルアーツ一辺倒の実戦での実践は効果的なのかどうかを想像させました。これにより少なくとも彼には他の道、誰も傷を負わないで済む道が在るのだと主張する我々の熱意は伝わった様です。
 熱意といえば、"passion"にはもう一つ、「受難」という意味が込められています。L君は練習会に対して大変熱心な姿勢を示し続けました。練習会は17日だけの予定が、彼のシステマを理解しようとする熱意と懇意に僕は縁起を思い、翌18日も指導に当たる事と相成ったのです。 敢えて軟派な話し方をするとですねぇ、僕は本来こういうキャラじゃないつもりなんですが、なんかこうなったんですよ。えぇ、これぞ受難じゃないでしょうか!本当は良いとこなんて見せないで家帰ってカウチポテト族していたいはずなのに!マインドという抽象的神経の働きの小宇宙では、道を示してあげたい僕とぐうたらな僕との、二つの人格のせめぎ合いが起こっていました。
 さて真面目に戻りましょう。人格、“Personality”のワードが出てきました。僕とL君との会話、基、議論の中で、結局人は何かを探し求めて何かを信じるに至る時、誰かのパーソナリティーを信じて先ずその人の信念体系に頼るのだと結論、合意を得ました。人格を育てるには手っ取り早くて確実で、然も叡智獲得には唯一にして超保守的手段である多読の読書習慣の必要性についての会話中の事です。人格とは鋭い、独立不覊的人間的機能であり、他人同士を惹きつけて友とすることも出来れば、危険を察知し合って互いを引き離す作用も齎らします。
 特に、優れた読書習慣は人を変えてしまう身近な代表例です。実は、本質的には同じ事であるバイリンガル化する精神構造の作用は人格の変容である事が最新の科学的知見に基づいた知識です。前田さん曰、イングリッシュスピーカーモードの僕は、身振り喋り口表情と目付きは別人そのものだったそうです。何時もの僕の人格は抑え込まれるというよりは、あの時表に出ていた人格に説得されて付き従う感じになっていた、僕もそんな感覚を覚えています。
 もっと簡単に言いましょう。L君も僕も初対面です。しかも2日目は二人っきりです。人には生得的に相手の人格の相対的レベルを感じ取る能力が備わっています。上なら従いたくなるし、あまりに下なら警戒心を覚えるのです。我々はお互いに得るところが在る直感したのだと思います。実は2日目の練習会では、殆どシステマ流テクニックやら魅力的なコンバットスキルについては教えませんでした。専ら、経済、政治、哲学、歴史、人生などを議論していたものです。僕には初日になんとなく分かりましたが、彼との会話の端々から、Lは頭がいい、おまけに結構いいところの育ちだと思ったものです。方やL君も、初日だけで何となく僕の事を信頼してくれていた様です。
 前述の通り、乗り気なようでいてあまり乗り気ではない僕は、熱意を以て誠を貫きましたが、これは洋の東西を問わずに通用する原則だろうと言いたいのです。そこに介在する本質は人格です。然して、実は人は皆程度の差はあっても多重人格者である事が科学的にも判明しています。一様に見えている様でいて人格者と言われる人も多重人格であるのは間違いないのです。じゃぁ何故、彼彼女の人格が一様に見えるのかといえば、其れは演技の結果ではなく、恒久平和の門を苦悶に喘ぎながら、一つ、また一つとこじ開けていくかの如く、人格を当人の望む方向へと再構築しているからに他なりません。

 この議論の間はずっと武具持ちのブリージングウォークをやっていました。気付いたら一時間もやっていたのです!L君は、
「これってどれくらいやれば良いの?」
と聞いてきまして、僕は、すまん明らかにやり過ぎだよと返してやりましたが、前日もこのワークは瞑想のようで清々しくなれると言って大分気に入ってくれていたようなので結果オーライでした。
 この後は暫く座学をメインディッシュに据えました。危険からの回避の重要性について話し、わざわざこちらからやり合いに向かう事は護身の論理に整合しないと教えました。どうしても脅威対象が向かってくるならば、先ず逃げようとする事、助けを求めようとする事、其れが難しいならば武器になりそうなものを探す事、そして相手との距離を取り続ける事を教えました。相手との距離の取り方で護身術は七割は完成するとも教えました。兎に角、やばい事からは遠ざかる事を徹底して教え込んだのです。
 彼は心底この即席講座の内容を受け入れてくれた様子でした。自画自賛をするつもりは無いのですが、これこそ信頼関係の証、ラポールの成立です。散々リャブコ先生やヴァシリエフ先生のTipsにも出てきたストーリーですが、誰かをボッコボコにしてやりたくてたまらない人達は、謂わばそういう煩悩に支配されているから、L君にした様な会話に内在する意味を殆ど受け取れないはずです。これが人格の、影響力の凄さなのです。
 
 座学も終えて、然しまだ夕食まで数時間を残している、よってシステマ的に正しいマインド形成の端緒となるような、僕なりに研究してきた原理を教え込みました。新ワードを出します。"Crisis"です。「危機」と訳されますが、「運命の分かれ目」という意味も持ちます。そこで、よくシステマクラス受講中に言われる、凪を払ったかの様な心の状態が如何に優れた心の到達点であるのかを教えていきました。
 僕の家の本棚に「ヒマラヤの聖者ウンタラカンタラ・・・」という本とマルセル・プルーストの「失われた時を求めて」という題の本があります。階段の踊り場にずっと置いてあるのですが、これは僕の本棚ではなく、そもそもやたら難しい本ばかりが置いてあってなかなか手がつけられないでいます。
 さて、ヒマラヤの聖者と言えばヨガでしょう。はっきり言います、流行りのフィットネスプログラムであるホットヨガとは全く系譜は断絶していて、両者は別物です。ホットヨガで悟れそうな事はただの妄想です。ダイエットにはいいかもしれませんが、あれは西洋的思想に基づくフィットネスの亜流です。
 マルセル・プルーストの方はと言えば後世の文学に多大の影響を及ぼした、フランツ・カフカとは双璧と言ってもいい小説を書いた事で有名な方です。小説の絶大な効果は人の心を理解する良き伴侶である事です。僕が思うに、本物のヨガに近い行為は紙についたインクのシミに過ぎない文字列から、目頭を熱く出来る小説を読む行為の方だと思います。
 暫く公園の草の絨毯が出来上がっている地面に仰向けに寝てもらい、ブリージングと瞑想でリラックスを試みてもらいました。
"Don't think! Feel!"
後で前田さんにブルース・リーみたいだと言われましたが、まさしくこれはブルース・リーの言葉です。今、君はシステマを学び始めたばかりだから赤ん坊そのものなんだ。 システマのワークは神経系を鍛えるメソッドの集合なんだけど、そんな細かいことは今は考えるな!感じるんだ!そうL君に言ってやったんです。
 ヨガ行者の瞑想中の頭はθウェーブとδウェーブ支配だそうです。冬眠中のポーラベアみたいなものです。ところで西田敏行さん出演の映画ラーメンガールに出てくるラーメン作りの修業中の主人公は、西田さんにラーメンのスープを何度も捨てられてこう言われます。お前のスープには魂が無いと。後日、彼女は大いに悟って言葉にならない魂を獲得してラーメン業界のスターへと登りつめていきます。連想するに、多分、ヨガ行者をはじめとする悟りを得た人達からすると一般的現代人は雑念を多く抱え過ぎているのでしょう。
 ところでさっきクライシスの概念を説明しましたが、クライシスを理解する方法は二通りあります。体系知を駆使したインテリジェンスに基づくやり方、そして感性に基づくやり方です(もっと凄い人達は霊的なやり方を使います。誤解のない様に言うと宗教的なものでは全くなく、極めて直観的な、無分別知的やり方です。)。システマで主に教えているのは後者でしょう。して、先程の雑念は感受性、ひいては感性を殺してしまいますから、これを開花させようと瞑想を教え込んだのです。

 またしても話は転じますが、ところで、今のアメリカは信じられないことになっているのをご存知でしょうか。彼らはウォールストリートジャーナルが最も警戒する借金漬けの生活スタイルを維持する世界を生きています。あれだけ借金をしてるのに、アメリカ市民はクレジットカードを使うことに抵抗がありません。世界の金融デリバティブ商品の契約額は既に4京円を超えています。京は兆の1万倍の単位です。その内信用崩壊のTUNAMIが世界を襲うでしょう。と言っても、アラブの春でのエジプトの親米政権打倒のように、思想戦でエゲツないやり方をしてアメリカは生き残り工作を仕掛けています。流石、アングロサクソン系は情報戦に命を懸けてます。アメリカは強国としてしばらくは存在感を示し続けることでしょう。
 なんで業界アナリストでもない僕がこんなことを知っているのかといえば、興味を持って事実を精査していく習慣があるからです。さっき言っていた体系知に基づくインテリジェンス、その成果です。本来の僕は楽して暮らしたいとしょっちゅう本音を漏らしていますが、L君に対する指導力の発揮と言い、この情熱はどこからくるのかと言えば、それは野心です。僕には、正直言うとインテリジェンスもL君への教示も、両方とも単なる人生の通過点に過ぎないと思っている処があります。情報精査の習慣は、はじめは、物凄く億劫で辛かったのを覚えていますが今の僕にインテリジェンスに対する雑念は在りません。素晴らしい人生を謳歌したいから、至福と安寧を享受したい強烈な願望があるからこそ出来る技です。
 一方、感性の世界での生き残りに措いては、現状、大西先生をはじめ大阪に集いしシステマの猛者達には簡単に袋にされてしまっています。ところで、先月の大阪のスペシャルクラスではガン・ディスアーミング、拳銃の強制除装のドリルに魅せられました。側から見ていると予定調和のインチキに見えてしまうかもしれません。僕の番になり大西さんに向けてコッキングしたトイガンを向けます。大西さんは僕に柔和な態度で手を差し出して気付いた時には僕の銃は奪われていた、こんな具合のドリルでした。これはスピードや見かけのテクニック以上の、感性だとか霊的やり方の類なのだ思いました。これを、リャブコ先生は更に何メートルも離れた所から出来るそうです。先生方と僕の開きは雲泥の差なのでしょう。

閑話休題。

 さて、瞑想をすると判るのは自分の本音です。己の信念、本音を知らない人がインテリジェンスやシステマをやっても無意味です。そういう人達は途中で目的を失って迷走し始めます。典型例は受験勉強。受験勉強で養った基礎学力は社会に参加して以降絶大な力を発揮してくれますが、只進学という目的意識に盲目的に従い続けた学習内容は物の見事に頭から消え去っていくという確度の高い調査結果が出ています。正教の「汝己を知れ」は、其の人の個人の言葉を授けてくれます。これは所謂私的言語ではありません。要するに、自分はどういう人物なのかを他人に説明する能力が身についてくるのです。己を知る事は瞬時にして、他人から吹き込まれた、例えば強迫観念や社会通念の正体が判り、己の心から其れ等を排除出来るようになる事でもあります。それがやがて、其の人が子供の頃から変わらず持ち続けていた其の人特有の感性の甦りの実現へと繋がるのです。日本風に言えば、明かき清き正き直き心、白無垢のような子供の頃の瑞々しい感性を取り戻す事です。
 L君や多くのヨーロッパ人、イスラエルの若者達もそうですが進学や就職の前後に異文化圏へ一人旅に出かける事は極めてポピュラーな事です。イギリス経験主義を引くまでもなく、論理主義と違って経験主義は、こうして己の価値観を育んでくれた世界を離れて全く違う価値観に触れると、人は誰でも否応がなく考え始めるキッカケを持つのだという伝統を見せてくれます。特に、お遍路という過酷な旅を選んだ彼にはたった一人のロングジャーニーに特別な期待がある事でしょう。でなければ、縁起の結果として出会った不思議なマーシャルアーツにパッションを感じないはずはありません。
 千松公園は太平洋を臨める大きな海岸とレストエリアがあります。夕食会まで残り2時間のところで練習会を切り上げて、海岸の大きなパラソルの下で人生論を話していました。そこで、ふとこんな事を言われました。
「君は本を書いて見る気はないの?」
途中でアメリカのSFドラマ、スタートレックのネタが飛び出してきました。ヴァルカン人という、論理主義と感情の抑制に重畳の価値観を置く異星人が登場します。その異星人の中で、知る人ぞ知るミスタースポックとは大変有名な世界的キャラクターです。僕の話し方と考え方は論理に偏重しているのを彼はスポックに準えて賛辞してくれましたが、
「あんまり考えてばかりいると早死にしちゃうよ」
とも言われてしまいました。

 その後の夕食会と市内の観光と紹介もとても良い体験をさせてもらっていると思ったものです。其処で前述の指摘を思い返しながら感じ入ったものです。L青年は僕より十ほど若い。現今の世の中は如何に長生きになって外見は皆さほど変わらなく見えるようになってきたものの、L君の若すぎる行動と感受性に、僕は自らの紺屋の白袴を覚えました。僕こそもっと自分自身に正直な生き方をしないと、こんなにも淋しいことはないぞ、と。
 
 僕がここで使ってきた縁起というワードは仏教的意味合いを持ちません。偶然という意味です。宇宙開闢以来136億年、今に至った物理宇宙空間内の出来事は全て偶然の成り立ちです。これは僕が選択した僕のアイデンティティーを司っている根本的思想です。
 あの日彼と出会ったのは偶然、両者の人格が触れ合ったのは偶然、これが真の意味の縁起です。ひょっとしたらあの日の僕の悟りは、クライシスだったのかもしれませんね。

追伸:半年ほどレポート書いてないんですが、実は紙媒体のノートに手書きの草稿はあるんです。今後アップロードするかもしれないし、しないかもしれないし・・・。前田さん、すみません。力尽きました。正直に言うとT先生の本を貪り読んでたことと、構築したばかりのオーディオ環境で遊んでたことが原因です。

2015年6月21日日曜日

第39回 高知でシステマ練習会

先日6月17日、種崎公園にて練習会を行いました。

下元さん今回もお疲れ様でした。

今回は前回システマ大阪で教えて頂いたことの復習をしようと思っていたのですが、
珍しく見学の方がいらっしゃったので内容を変更して練習を行いました。

・ひねりへの対処
相手に手を取ってもらい、手をひねってもらいます。右左縦回転どれでもいいです。
ゆっくり3回転ぐらいひねります。
手をひねられても、体を柔らかく保ちます。
手、腕、2の腕、肩、胸とだんだん回転のエネルギ―が伝わります。
足の動きは開放してひねりに対して自分の体がどこに行きたがっているのかを感じながら動きます。
すると、腕が極まったり、ねじりあげられたりせずにダンスの様に自然にひねられる前の状態に戻ってきます。

プロレスや柔道等だと関節技が極まるはずなのに
するりと抜けてしまう様子は驚かされます。

システマではよくある、頭で考えないで体に教えてもらうという事が学べます。

・テイクダウン(相手を地面に倒す)
倒れる練習(ローリング)等ができてない場合はゆっくり途中まで行ってください。(頭を打ったりしないように)
相手の右肩と左の腰に前から手を当てます。
相手の右肩を奥の左下に向けて押し
相手の左腰を手前右上に向けて引きます
すると力を使わずに相手を倒すことができます。

上記が基本的な倒し方で
どんな場面でも3次元的な回転の力を入れるとスムーズに倒せます。



今回の見学の方はドイツ人20歳のお遍路さんでした。
私、前田は英語ができないので身振り手振りでしたがとても熱心に学んでくださいました。

下元さんはりゅうちょうな英語でシステマとマスターのすごさを説明してくださいました。

最後は3人でシステマ式マッサージを順繰りに行いました。
寝っ転がった相手を足で踏むマッサージなんですが、
ドイツの方が下元さんを踏んでそれを私が横で見ていました。
胴体に乗る段階になって
ドイツの方が2mの長身で95Kあったそうで胴体に全体重をかけて乗るのをためらっていましたが
下元さんが「構わない乗れ」と英語で言ってました。
あ、すごいなと思いました。

初めての見学希望の方でしたが、また教えてほしいとおっしゃっていました。
システマの良さが伝わったようで、よかったです。


次回練習会は7月6日予定です。
高知でシステマ練習会の参加希望の方は気軽にご連絡ください。

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2015年5月6日水曜日

第38回 高知でシステマ練習会

本日種崎公園にて練習会を行いました。

下元さん今回もお疲れ様でした。

天候良好でゴールデンウイークの為、キャンプを張った方や散歩の方が多かったです。
同じ空の下、東京では創始者ミカエル先生の魔法の様なびっくりセミナーが行われているわけです。

今回の内容はナイフワークでした
(ブレッドアダムス氏著 システマ実戦講座より)
・ナイフを手で逸らす
・刺されたナイフを相手に返す
・攻撃されたナイフを取る


・ナイフを手で逸らす
攻撃する為に出されたナイフや手に接触し、体から逸らします。
力が当たらないように注意します。(ナイフの前に進む力に対して横の力だけを加える感じです。)
触り方が乱暴であったり、力が対立すると相手をうまくコントロールできなくなります。

・刺されたナイフを相手に返す
上記のナイフを逸らす要領で
弧を描く要領でコントロールすると相手の方にナイフがかえっていきます、
そのまま、相手が持ったナイフで相手を攻撃します。
動作から運動エネルギーを奪うと、驚く程容易に相手をコントロールできます。
途中から相手の刺し方、切り付け方から、コントロール結果が予想できることがわかりました。

・攻撃されたナイフを取る
相手がナイフで自分に切りつけます。
刃物は引かないと切れないので、刃が押し付けられた時点で体を柔らかくしてナイフの刃を90度倒してしまいます。
ナイフが90度傾くと手首が捻れます。そのまま軽く手を添えて体ではさみます。
そのまま少し相手の手を持ったまま自分が動くと
相手が緊張する部位が出てきます、固くなるとそこを利用してテイクダウンします。

最後はいつも通りシステママッサージで締めました。

次回練習会は5月25日予定ですが、他県練習会に参加するかもしれません。
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2015年4月25日土曜日

第37回 高知でシステマ練習会

先日4月15日種崎公園にて練習会を行いました。
下元さん先日もお疲れ様でした。

最近春なのに雨が続いたせいで練習会がのびてしまいました。
屋内練習場所も欲しいです
練習会の変更等もこのブログで知らせていこうと思います。
具体的に直近の練習日は右フレームに記載します。
ログのように練習会延期の情報も書き込んでいこうと思います。

私(前田)のブログの書き方は初めての方や経験の少ない方向けにしようと思います。
システマ経験者、知識のある方には退屈な内容になると思います。


今回の内容は
・足を使わずナイフを避ける
・相手の体に緊張を作る
・相手の手を掴んでコントロールする練習
でした。

・足を使わずナイフを避ける。
足を使って距離をとって逃げるのでは無く、
出来るだけ体の部位を使ってナイフを避ける練習をしました。
胸を刺されそうなら胸から逃がす、腹なら腹から逃がす等です。
ナイフがふれそうになるまでじっくり待つと体が逃げる方向を教えてくれるのが印象的でした。
水流に流されるように自然に体が動きます。

・相手の体に緊張を作る
相手との接触部位だけを緊張させ素早く振り、相手に緊張が発生した所で
コントロールする練習です。

緊張はシステマではテンションといいます。
テンションの入った箇所はこちらからの力が伝わりやすくなります。
相手の腕等を固くしてその金棒の用な腕等の所をつかって相手の体を押す感じです。

腕は比較的やりやすかったですが、相撲のように組み合った状態からは
体のどの部位を使うかが難しく感じました。

・相手の手を掴んでコントロールする練習
ザイコフスキーのDVDの内容です。(システマインストラクター;ヴラディミア・ザイコフスキー氏)
たとえば双方立った状態で相手の腕を掴みこちらが緊張を抜くと一体化します。
私の解釈だと人体バランス制御機構が一体化してるんだと思います。
この状態でこちらが重心を移動すると相手に影響をおよぼします。
たとえば右足重心から左足重心とか
すると相手は、なんだかわからないが姿勢崩れます。

この内容相手の崩し方にもう一種あって
立った状態で相手の腕を掴み
相手のをひねるようにこちらの腕を動かす(注;腕をひねるのではなく)
すると、相手の体を動かすことが出来ます。
意識の問題等ではなく
人間は繊細に力を伝える部位をコントロール出来るようです。

この練習、下元さんはもっとすごい事をしてました。
あれはなんだったのか

最後はいつも通りシステマ式マッサージでしめました。
以上が今回の内容でした。
次回練習会は5月4日月曜日午前9時種崎海水浴場です。
次回練習会は5月6日水曜日午前9時種崎海水浴場です。(上記日程は雨天の為変更)

下元さんへ
ブログ、大変お待たせしました。お話どおり今後はこちらに練習会の件を投稿していこうと思います。
デザインと色はもう少し変更するかもしれません。問題があれば教えて下さい。
見切り発車ですが、改善点があれば直そうと思います。
森さんに直接ご連絡出来ないのが、心苦しい所ではございます。

という事でよろしくお願い致します。
書き込みの仕方等疑問があれば気軽にご連絡ください。



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