ついこの間もシステマ練習会を開いた。
僅かばかりの時間、僅かばかりの人数で、しかもインストラクターがいない状況で、然してくんずほぐれつの練習会は愉しいものだ。
皆さんは最近たのしいですか?
楽しもうとはしてるけど楽しくないんじゃないの?
無理して愉しんでませんか?
僕は、システマをやっていて愉しい。
システマにしても、他の武道にしても、スポーツにしても、仕事にしても、楽しくやってない奴らのことは今の僕ならば手に取るように判る。こいつらは物凄く老化が早い。老化現象で真っ先にやってくることは、感情の平板化だ。何をやっても若い頃のような感情が湧いてこない、全てが同じに見えて無為に思える。
専門家ではないがこの方面の多読などをこなしているうちに、この現象を支える事実と根拠に関して、僕の中で結論は出ている。例えば、生理学的には神経伝達物質の総量は落ちまくっている。ストレスマッハでインスリンが出にくくなれば、脳内セロトニン量が不足して、セロトニンから作られるメラトニンも少なくなって余計に寝付きが悪くなる。積極的行動を促すドーパミンも出てこないから、40代くらいで背骨が曲がってくるわ動きが緩慢になるわ眼がうつろになって眼球が落ち窪んだ印象になって額にシワが走りまくって、エトセトラ・・・。
経験的にも皆知ってるんじゃないですか?80,90,100歳になっても、精神的に明朗快活な人達は若くて人生に前向きだと。
ここに、難しい法則、原則は何一つ無い。
よく言われる、「好きなことをやれ!」
ただ、これだけを実践して生きていけばいい。
システマの本部道場や、トロントやモスクワの奥の院で何をやってるかなんて僕は知らない、んなもの興味ははなから無い。僕はただ、システマをしたいだけ。週5日、毎回5時間もかけて練習に励もうが、月一回の集会に参加して後は自主練のスタイルで行こうが、先ずは楽しくやれていることが重要なんだから、僕的にはどっちも正しいと平然と言う。僕はリャブコ先生にも大西先生にも北川先生にも誰にも憚らない。だってココはそういうブログだし、少なくとも僕はリャブコ派システマはそういう方向へ進むもんだと信じているからだ。
もっとも、システマを極めたいという願望はあるが、それはこれから先の事として、今の僕や貴方には関係ない。
システマって愉しいよ、ホント!!
僕は初めてシステマの実在とその情報に触れた時、痛くないよ、リラックスしていこうよ!
的な触れ込みにもやられて、お試しで参加したくちだった。
ゴメン、嘘はつけないわ。むっちゃ痛い。普通に殴られる。打ち身とか切り傷とか、少なくとも東京の道場ではそうだった。大阪だと、自分のペースでいいよ!そう、大西さんからは言われるものの、僕が思うに、僕も周囲もめちゃめちゃインストラクターの人柄とか雰囲気にほだされて、大西さんの場合だとガンガンすさまじいペースで意味不明なワークが進んでいく!!
でも愉しいんですわ。
思うに、人と、本当の意味で触れ合う機会が持てるからだと思う。
システマやりにくる人は基本的に主体的な、個性的な人達ばかりだ。
というか、それが本来的人間の在り方だと思うんだが、難しく言うとそれが本来あるべき人間のオントロジー的存在論。
裏を返せば、近代に措ける技術発展の末に出来上がる文明社会、特に大都市圏に措いては、マーケットの労働商品としても国家の機能的市民としても、商法や官僚制度の自明を強制的に信仰させられる事によって、感受性や感性がズタズタに破壊されている人々で世の中はいっぱいですよと言っている、主張しているのだ。
根拠は貴方型の感受性と感性と信仰に委ねるしか無い。僕の根拠を述べようとしてもトートロジーに至るだけだ。僕は、世の中、壊れた人間だらけだと信じているがね。
最近僕がよく吠えてるでしょ。
世の中、プロパガンダ、アジテーション、デマゴギーが未だ飛び交っている。
僕はバブル期真っ只中で生まれ、日本中、今から比較するとだが凄まじく景気の良かった頃を少年時代として過ごした。往々にして現状を過去から自明なものとして捉えている人々は、景気良かった頃のTVCMとか流行歌とかを動画サイトなんかで見返してみてくださいよ。随分と知らない間に、街も人も変わってしまったことに気付くでしょう。
エンターテイメントは時代を写す鏡なんてよく言われるけど、少なくとも、金回りが悪くて90年代の様な根拠のないから元気は列島から消え去ってしまった。
それを悪いことだという話をしているのではない。いまどきのこどもを見ていればわかるけど、成人が見つけられない喜びを見つけるのが得意でしょう。大人は、悪い色眼鏡で世の中を観ているから人生に喜びを見いだせなくなってるだけ。
さて、タチが悪いのは、ヤバイ方向へと皆を導く観えざる圧力の方だ。
観えざる圧力は、難しく言うしか無いが、実在はしないけど存在はする。
もっかい言うぞ、耳かっぽじって聴け!!
観えざる圧力は、実在はしないけど存在する!!
"Big Brother is watching you!"
このフレーズは、ジョージ・オーウェルの「1984」からとったものだ。
有名なSF小説だ。このお話の世界では、権力者が少しずつ人々が使う言葉を奪い取っていく。革命とか、自由とか。
フィクションの話ではなく、みんな今やツイッターの如き流行のフレーズに踊らされるようになっている。過去の歴史を振り返れば、体制強化のための焚書なんて世界各地で行われたことだ。
例えば、僕は年金にはびた一文払う気はない。
めんどーだったから、桟橋というところにある高知市の年金事務局には長いこと行っていなかった。すると、この間、なんらの書類申請がない場合は資産の強制差し押さえをするという文面がやってきた。
知ってる人は知ってると思うけど、年金はもう無い。からっぽ。デジタル的数値としてモニターに載ってるだけ。以前、政府に近いミスター年金が、照会不可能な年金受給者が加入者の半数に登ると発表していた。大前研一氏などは、こんなんはなからわかっていたことで、もうどうしようもないことは明らかだと著書に記されている。
ていうか、根本的に深刻なのは、償還不可能なアメリカのソブリン債で運用していることなんだが。
こんな事実が沢山あるのに、年金加入者も役人も何も言わないなんて、君たち本当におばかさんの集まりですね、としか言いようがない。
( ・`ω・´)僕に対して怒ってもいいんだぜ!?でも反論できますか?これが、アジとかデマとかプロパガンダの産物なのさ。桟橋の職員さんは後でA4用紙十枚分のプレゼン資料携えて乗り込んで、極めて穏健に説教してあげるから覚悟してね(書斎から怒りを込めて。地方債刷りまくってまで市民を威圧する官吏をこれからひとりづつしばいていこうと思います。)。
最近動物行動学者達が面白い発表をしている。人と動物の差異についてだ。異論はあるでしょうがまぁ聴いてよ。
動物も精神疾患に罹るそうだ。へーっ!!驚き。しかもオス同士の政治的精神世界は複雑であるとのこと。
本題はそこにはない。彼らが研究と思索を深めるにつれ、皮肉めいた発想に至るのだ。
動物と人間の差異の認識が少なくなっていくうちに気がついたことがある。人間の特徴は、どの動物よりも自己欺瞞がうまいということだ、と。
僕は、昨今のアメリカ白人達の世相は、結局の処、今の今まで信じていなかった、人種や信仰を乗り越えて統合されたアメリカ人という国民国家を形成する新しい人の創造に、東海岸を始めとする知識人たちやパワーエリート達が創った神話を用いて統合してこようとしたところが、ついにそこに嘘の匂いを嗅ぎつけた市民がブチ切れたのだと信じている。自己欺瞞の例ね、これ。
最近気づいたんだけど、日本人も人のこと言えないくらいひどい人達の集まりだよね。東北や熊本を応援する動きがあることは皆よく知ってると思う。そこで気づいたのだ、沖縄の人達はハブなの?あんまり市民レベルでの自発的応援は聞かないよね、昔っから。ていうか、ずっとソ連の衛星国であるCOMECONみたいに搾取し続けてきた関東地方の東北地方に対する罪はハチャメチャに重いんだけど、めっちゃ皆で差別してるよね。
ところで、僕がシステマを、勉学やキャリア形成といった通俗的で実質的価値を持つもの以外としてずっと続けているのには深いトラウマが関わってるんだと思う。
今でも忘れられない、12歳の時にカツアゲをされた経験が僕を万能感の方向へ未だに突き動かしていると。
上げればきりがないが、文学という近代化の後の独立した内相的個人確率のための手段は、近代以前の遥か遠く古代の頃から、僕達人間の孤独と、人間はろくでもない生き物だということを後世に伝えている。僕個人のその後の体験の数々もそうだし、凄まじい量の本を読むようになった昨今もますます、僕に声を大にして自己防衛に関する危機感を強く教えてくれている。
小さなところで人々は、僕もそうだったが助けを求めている。だけど、「世界の中心で愛を叫ぶ」を観て感動して映画館を出てきたところにいたホームレスに石を投げつけるのが昨今の世情なのだ。というか、昔から人間はそうだった。
細かいことだが、男は虚構に走り、女は現実から目を背けることは文学界では超有名な話だ。
はっきりいうと、今の世の中、単純に生命を永らえるだけならば働かなくても生きていける。アメリカさんが創った、世界に流布してしまった数々の席巻する正義の中に人権がある以上、生活保護だけは切ってはならないライフラインだ。んなことしたら民主主義とそれにぶらさがっている資本主義のイデオロギーを犯すへんなカルト集団が出現するからたまったものじゃない!!だから生活保護だけは切られない。
でも、昨日の夕刊で高齢者の医療負担が増えると在った。いいように使っておいて、老人はさっさと死ねと言われているのと同じだ。姥捨山を正当化するのか?
先述したが、近代国家も企業の搾取の構造で成りたっている。つまり嘘に騙された人達は労働力の提供と消費行動強要され、権力者側から都合よく切られるということだ。何時の時代だってそうだった。
「千載の後までも、我々のこの壮烈な場面は繰り返し演じられるだろう。未だ生まれぬ国々において、未だ知られざる国語によって。」
ウィリアム・シェイクスピア ジュリアスシーザーより
歴史は反復する、よく聞くこの言葉を僕も信じている。シェイクスピアは人生を舞台劇に喩えた。ならば、僕は何役を演じようか、そう真剣にもんもんと考え続けた日々が在った。そんな日々の中、僕は自己防衛、護身に関する想いを強くしていったのだ。全てを相対化していく中で、自分ですら信じていないことを他人に絶対化させようと躍起になるクズが、言論の世界にも政界にも、いや、近所親族学校にも山と居る!!みんなで僕や君達を潰しにかかってくる魑魅魍魎が沢山居る。
化物たちとは、人語をしゃべる言葉を解さない実在だ。こいつらが社会をうろちょろしている。
僕は凄く誠実だ!!
ヽ(`Д´)ノ この、下元の野郎はついに何を言い出すんだコノヤローッ!!?
いや、僕ぐらい誠実な奴はいない。
僕は言葉を凄く大切に使う。言葉をいい加減に使う奴らは情報化社会に措いては特に、自分の立ち位置すらわからなくなって何をしていいのか、何をすべきか、何をさせられているかが見えなくなる。
何より困るのが、他者と我を頒かつ自我が保てない共依存者へと堕しかねない、いや基、堕すことだ!!!!
僕はさんざん考えあぐねて、どんな主義主張を言われても譲らない2つの価値観を、僕の人生を貫くツートップとして設定した!!
壱に、僕自信の命。
弐に、僕の保有資産。
( ´_ゝ`)もうね、なんちゃらイズムっていうのを押し付けるのやめて。まじで糞うざい。その論理を判って使ってる人達どんくらい居るのよ?
パチンコやデリバティブバーチャル賭場が潰れない理由って判る?
無垢な次世代が騙されてやってくるから、そんで擦り切れた現役世代が舞台から退場するから。
天動説から地動説へどうやって移行したか判る?
天動説信じてた奴らは、最期まで天動説を信じて死んでいった。
世代交代によってしか、今の処人類はパラダイムを変えることが出来ないらしい。
こういう思考経緯が在るから、僕は怖くなったんだよ。
僕は人間が凄く恐い。
だけど、近代を愉しんで生きるには社会にコミットメントをするしか無い。
南スーダンへ自衛隊を派遣したけど、南スーダンはオバマ政権の傀儡国家だってみんな判ってんのか?僕は、これが国益になると知っている。要はアフリカ資源開発をやってる中国を牽制したいだけだ。だけど、派遣される自衛官は胸中に何の疑問も沸かないのかな?何を守るために主体的に志願したのかな。
かつて京都帝国大学学生達は、とある京大教授の書籍に感化されて、喜び勇んで特攻機に乗り込んで逝ったそうだ。科学者志望の僕としては、存在論的日本の為に喜んで死ぬ奴はバカとしか思えない。要するに、君等騙されたんだよ。
怒ったってしょうがないぜ?なら2.26の安藤大尉たちはどうなんのよ?彼らこそ英雄じゃないの?ぶっちゃけあれは犯罪行為、クーデターなんだが、それでも2.26礼讃映画をもっと作ってデマゴギーしまくろうよ。
僕は豊かな時代の日本で生まれ育つ事が出来てよかったと思うし、日本的なものに愛着があるし、現代的習俗的慣習にも愛着がある。反米でもないし、むしろ15年来のトレッカーとして、未だにスタトレグッズをあさっていたりもする。
でも、いざ赤紙が回ってきたら、僕は、さすがにこれ以上ヤバイ言葉を、ここでは使えないレベルの動詞を実行するだろう。後ろ指をさされても構わない。僕は一番に自分自身が好きだからだ。無理、なんちゃら主義を振り回す連中に、これ以上迎合するのは。
さて、そろそろ話を総括しようか。
護身を考えるにあたって、僕はいきなりシステマを直で選んだわけではない。システマとはなんぞやを、僕も始めたばかりの頃はあれこれ調べてはの毎日だった。
はっきりいって、護身術で核ミサイルにはかなわないよ。AK47にも勝てない。ていうか、国家権力と其の暴力装置を敵に回すのはやめとこうぜ。マジで無理だから。
僕はスポコンに興味はない。メダルとか競争も興味ない。意味なく殴りたくもない。ただし、もう豊穣な近代国家で愉しく生きる僕の縄張りを犯す連中は許しておけない。ブラッドハウンドのように合法的かつ倫理的範囲で徹底的に追い詰めて吊るしあげる。そこまでしないと逆につけ込んでくるのが最近の動物化した人々だ。
システマが教えてくれることは生きている事のありがたみではない。
よく言われるけど、これは本質をツイていない。
システマは、君や僕が自由に生きていいことを教えてくれる。そして、互いに繁栄し合う為の基礎的訓練を授けてくれる、他人との同調、他人の不合理な情念を感じること、他人に受け入れてもらうこと、他人に実在しない愛や連帯の機運を感じさせること。
もう一つ、僕が薄々感じているシステマの極めがある。人を一撃で見抜く力、リャブコ派システマはこれを授けてくれると信じて疑わない。
ぶっちゃけ、これがないから今の社会はダメなんだ。
24時間闘うぞでは誰も貴方を認知しない。そういう神話は崩れ去った。
だって、者とお金が余ったら、次は人が余るじゃん。
人はマーケットで生きてるんじゃないんだよ。
この世には、論理の通用しない奴らはゴマンと居る。アメリカと違って、シニア層には特に、会社以外にまともに属していける文化なんて日本には存在しない。そろそろ人間的在り方を模索すべきじゃないですか?
国家も企業も搾取を強めるコーポラティズムの時代に措いて、僕らは思想を強化しないとやっていけないと総括します。
システマは思想の体系です。実在しないけど存在します。
システマは、ムードロスチ、ロシア語で叡智を指します。
叡智とは、生き残るための本物の知恵なのです。
(´・ω・`)
老人は前帯状皮質だけが残って後はしぼむそうな。といっても、それは快活さを失ったシニアの最後の姿。人の精神はよく出来上がっていて、ここだけ残ってれば幸せなことしか認識しないそうな。
でも、それってだめじゃない?
死ぬ時恐いよ。
側頭葉にはいっぱい過去の記憶が入ってるから、死ぬときにめっちゃ悪夢にうなされるよ。
そろそろ本物の生き方しようぜ。
脅しとかじゃなくて、自分を取り戻そうよ。
僕はゾンビと生きたくはない。眼が輝いている面白い奴らと生きたい。
僕は生きたい!!
これがシステマをやっていく上での、僕を突き動かす不合理な情念だ。
バカにすんなよ、もう科学の俎上に載っている事実がある。
それは、生きようと思えない奴はさっさと死ぬ、本当の話だ。
くれぐれも、ここでのお話は他のシステマーには全く関係ない、僕こと下元の独断です。本武道場などに、これに関することで突撃とかする軽率なことはしないほうがいいですよ。
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